Xserverにはmutt
というCUIのメーラーは入っていません。
CUIでメールが確認できると、SSHでログインしてメールを確認できるので便利です。
早速インストールしてみましょう。
準備
まず、ユーザー領域にインストールしますので、.local
というディレクトリを用意しておきます。
ncursesのインストール
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最初に
ncurses
が必要になるので、そちらをダウンロードします。
https://ftp.gnu.org/gnu/ncurses/
2021/07/25時点での最新、6.2をダウンロードしましょう。
curl -OL https://ftp.gnu.org/gnu/ncurses/ncurses-6.2.tar.gz
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そして、解凍。
tar xvzf ncurses-6.2.tar.gz
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出来上がったディレクトリに移動して、
configure
します。
また、用意したローカル用のディレクトリにインストールさせます。
その際、UTF8を扱えるように、--enable-widec
というフラグを付けます。
./configure --enable-widec --prefix=$HOME/.local
make
、make install
で完了です。
muttのインストール
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次に
mutt
をダウンロードします。(ホームに戻ってくださいね)
http://www.mutt.org/download.html
2021/07/25時点での最新は2.1.1です。
curl -OL http://ftp.mutt.org/pub/mutt/mutt-2.1.1.tar.gz
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解凍します
tar xvzf mutt-2.1.1.tar.gz
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出来上がったディレクトリに移動して、
configure
します。
また、用意したローカル用のディレクトリにインストールさせます。
その際、先ほどインストールしたncurses
を使うようにオプションを付けます。
./configure --prefix=$HOME/.local LDFLAGS=-L$HOME/.local/lib CPPFLAGS=-I$HOME/.local/include
make
、make install
で実行ファイルが出来上がりました-
パス無しでコマンドだけで実行できるようにPATHを追加します。
vi ~/.bash_profile
- PATH=$PATH:$HOME/bin + PATH=$PATH:$HOME/bin:$HOME/.local/bin
上記のようにすることで使えるようになります。
この方法で他にもいろいろ出来そうですね。ただ共有サーバであることは念頭に置いておいてくださいね。
あくまでも他の人に迷惑のかからない程度に利用しましょう!
エックスサーバーは多機能でお勧めできますね。