最近社内にメールを送信すると、なぜかスパムと認識されてしまいます。
ヘッダーを見ると、どうもSMTPの接続元がOCNだとスパムだと判断されるみたいです。
確かにブラックリストに載っています。そりゃしょうがないですよね。スパム業者が使う場合もありますから。
それじゃあ、WSLのubuntuからsshで接続して、ポートフォワードで直接メールをサーバーに送れば、スパムに認定されないはずです。
早速試してみました。
ssh -i sshのプライベートキー -L 25:localhost:25 user@mail.example.jp
これでローカルの25番ポートからmail.example.jpから見てlocalhostの25番ポートにポートフォワード出来ます。
メールを送信すると、見事スパムは回避されました。
でも、これだと、一々メールを送信する前にsshで接続しなければなりません。
そこで、リンクが切れても再接続してくれる、autosshというものを使います。
sudo apt install autossh
でインストールできます。
「Windows 10のUbuntuでapacheなどを常駐させる」の記事で紹介したように、バックグラウンドでbashを立ち上げっぱなしにしてあるので、それに追加して、autosshを起動したままにしておけば、マシンをスリープしても、復帰した後に再接続できるはずです。
bashを起動しておくスクリプトのread INPUTの部分を以下に置き換えます。
autossh -i sshのプライベートキー -N -L 25:localhost:25 user@mail.example.jp
そうすると、sshのポートフォワードを維持したままにできます。
なかなか快適です。